江戸町85番だより第5回(2017年4月放送分)

原:江戸町85番だよりのお時間です。

 

私、メインパーソナリティーとなります税理士、原崇浩です。

 

ジャッキー:そしてアシスタントのジャッキーこと古賀大輔です。

 

二人:よろしくお願いします

 

ジャッキー:えーと四月ですよね。

 

原:私たちの仕事的に確定申告もありちょっと一息という感じです。

 

ジャッキー:三月は忙しいんでしょう?

 

原:死ぬほど忙しいです。笑

 

ジャッキー:知り合いの税理士の方も忙しそうでした。

 

ジャッキー:四月は新しく始まる時期ですが。

 

原:四月といえば新入社員や入学する方も多いですね。

 

ジャッキー:ぴかぴかのスーツや制服の方が多いですね。

 

原:ホテルの周りでも見ますよね。

 

ジャッキー:遠い昔で忘れました。

 

原:私も働き始めたころは20年前なのでどんなんだったかなと、働くとはどういうことだろうと、思ってました。

 

ジャッキー:せっかくやから先生のフレッシュな話を聞かせてもらおうかな。笑

 

 

 

原:はい、先ほどもお話していたのですが四月の話で

 

ジャッキー:先生がフレッシュなころの。

どんな感じでした?

 

原:私は会計事務所でしか勤めてなかったので勉強ばっかりでした。

実務を教えてもらいながら、最初は整理ばかりであまり楽しくなかったですね。

 

ジャッキー:そういう作業をしないと税理士の業務としては進んでいかないんですよね。

 

原:その仕事はほんの入り口で実際はその先なんですよね。

領収書の整理や帳簿作って税金の計算して、お客さんとお話していろいろと分かってもらう、感謝してもらうのが醍醐味ですね。

 

ジャッキー:醍醐味を感じるようになったのは何年目ぐらいからですか?

 

原:お客様と十分にお話できてありがとうといってもらえたのは3,4年目ぐらいですかね。

 

ジャッキー:やっぱりそこまでかかるんですね。

 

原:そこまで頭の中で出すことも考えながら、体系的なことを学んだあとはお客様にどう分かってもらえるか伝える。そこが難しいです。

 

ジャッキー:就職したての皆さんはなんでこういうのせなあかんねんと思っている方も多いですが基礎からがんばりましょう。

今日はどんな話をしてくれるんですか?

 

原:今日は四月ということで四月の税金というとジャッキさん、何を思い浮かべますか。

 

ジャッキー:春は税金よくきますよね。

なんですかね。

 

原:四月といえば固定資産税

 

ジャッキー:あれは四月なんですね。

 

原:固定資産税は11日に不動産を持っている方に4月になって納付書が届くので430日までに納めてください。

 

ジャッキー:全額払うパターンと分けて払うパターンってありませんでした?

 

原:あります。基本的には一括払いですが4分割、3ヶ月ごと払う方法もあります。

昔は報奨金みたいな一括で払うと少し安くなるということがありましたがなくなりましたね。

 

ジャッキー:じゃあどちらで払おうがいいと。ただ春なので子供の入学等でお金がかかるじゃないですか。今年は一括きついぞというときは分けて払いたいですよね。

 

原:よく分かります。笑

 

ジャッキー:固定資産税か~

 

原:実際、税理士は固定資産税のことはそこまで詳しくないんですよ。

 

ジャッキー:税理士なのに?

 

原:それをいわれると苦しいんですけど。笑

 

普通の所得税や法人税は計算して税金を出すんですけど、固定資産税は付加課税といって市の職員が評価してそれに対して税率をかけて税金が計算されるんですね。

なので細かい計算過程は知らないわけなんですね。

 

ジャッキー:計算過程というのは複雑なことがあるんですか?

 

原:評価の部分なんですけど、じゃあ5000万で家を建てた場合、固定資産税評価額というのを市が計算してきます。

建物の大きさやキッチンの長さ。

 

ジャッキー:キッチンもあるんですか。

 

原:そういうのもあるんですよ。標準的なものより大きいかったら評価が高かったりとか、後は建物の構造が複雑だったり床暖房があったり。

 

ジャッキー:そういえば、家を買ったときに屋根裏的なものがあるんですけど三界としてじゃなくて小さいスペースとして考慮します、といわれたんですけどそういうこと?

 

原:まさにそんな感じです。あいまいなこともあるみたいなんですけどね。

そんなふうに実際どういう状況ならいくら、というのが税理士でも分からないんですよね。

 

ジャッキー:勝手に計算されてしまうわけですね。

 

原:そこで評価額が出てその後固定資産税の税率ということで1.4%、都市計画税0.3%、あわせて1.7%が税額として出てくるということですね。

 

ジャッキー:あの、よく届く固定資産税なんちゃらをベースにしてるんですか?

 

原:そうですね。そこに行くまでが市の人が評価して評価額が出て、住んでるということも考慮されるんですけど、その先に1.7%の税額が出るという形ですね。

 

ジャッキー:ちなみに説明してもらったんですけど、税理士として固定資産税にかかわる仕事はあるんですか?

直接、評価して払えといってくるわけですもんね。

 

原:いわれるがままですね。笑

実は細かいことを言うと市の人も人間なんで間違っていることもありますので大体の概要を知っていておかしいなと思うこともありますが基本的には計算されたものをはらってくださいということなのであまり私たちが駆使するという場面はあまり無いですね。

ただ、建物や土地の状態で変わったりします。住んでるところは1/61/3とか軽減されたり空き家や更地などは活用してということで税金が高かったりしますね。

そこらへんのアドバイスをして工夫するなどはできますけども。

 

ジャッキー:なるほど。じゃあ開いてる土地等持っている方なら活用方法によったら税金を安くできると。

 

原:最近は空き家対策ていうお話もよく出ているので、先ほどちょっと行ったんですけど、建物が建ってても景観を損ねている、不衛生だったりすると建っていないと同じように税率がかかる場合があります。

よほどほったらかしじゃないとそこまで言われることは無いと思いますが。

 

ジャッキー:気になるところのものをお持ちの方は一度相談されたら良いかと思います。

 

原:何かしら対策はできると思います。

 

ジャッキー:普通の住む家を持つ人にはアドバイスありますか?

 

原:特には無いです。笑

 

ジャッキー:それ以外の方は相談されると良いと思います。

 

 

 

ジャッキー:後半はお得な情報を。今日はどのような?

 

原:今日は税金とお金の関係。キャッシュフローを説明したいと思います。

 

ジャッキー:税金とお金、知りたいです。

 

原:ちょっと難しいんですけど役に立つので今後の使い方、活用が変わってくると思います。

 

ジャッキー:今日はどんな方に役に立ちそうですか?

 

原:商売されている方に。今まではサラリーマンや誰しもだったんですけど個人でも法人でも企業の方でも商売されている方、社長さんにお話したいと思います。

 

ジャッキー:なるほど。キャッシュフロー。個人事業主の方は確定申告が終わられて税金を納めているときぐらいですかね。法人の方は3月の決算が非常に多い。

 

原:そうですね、もうすぐ払うぐらいですね。

 

ジャッキー:で、税金は払わないといけないものなんですけど、税金は払わないといけないものなんですけど税金払うとお金ないから払いたくないという方いっぱいいますよね。

 

原:よくありますね。税金は皆さん喜んで払わないですけど、特に税金払ったからお金ないとか税金払うお金ない方は山ほどいますよね。

 

ジャッキー:うんうん、山ほどいますよね。税金払ったらお金なくなります。笑

 

原:税金は基本的に儲けに対して何%という形で税率かかるんですよね。

ほんとは稼いだお金以上にお金がなくなるということは無いはずなんですよね。

 

ジャッキー:ないはず、なのにみんなお金が無いといっているのはどういうことなんですか?

 

原:そうですね。ちょっと難しいんですけど実はお金払っても経費にならないということがあります。

経費にならないというのは税金が安くなる対象にはならない。

基本的には売り上げ-経費=利益、ですよね。

で、見方を変えると入金-出金=余剰金。

ほんとは売り上げ-経費と入金-出金は同じだけお金が残っているということなんですけど実はその過程の中で経費にならないけどお金が出て行くということがあります。

 

ジャッキー:なるほど。お金は使ったけど経費としては引き算してくれないということがあるんですね。

具体的にはなにですか?

 

原:よくあるのは借り入れ返済ですよね。

 

ジャッキー:返しているのに引いてくれないの?笑

 

原:よく言われるんですけど、銀行にお金を返すのは経費にならないので、税金は安くならないので利益が出ててもそれ以上に銀行に返済があるとお金は残ってない、税金は払わないといけないということがありますね。

 

ジャッキー:じゃああまりお金借りたらだめじゃないですか。

 

原:返済能力を考えながら利益の出具合見ながらとありますからね。

 

ジャッキー:なるほどねー。でも事業拡大とか設備投資する上ではお金は大事なのでね。

 

原:なんで経費にならないかといわれたときは、お金借りたときに税金かからないでしょ。だから払ったときにも税金安くならないですよ、と説明します。

たとえば借りたお金1000万に税金200万払ってねとなるとなんのこっちゃとなりますよね。

 

ジャッキー:それは困りますね。

 

原:後は大きく設備投資した場合ですね。

分かりやすくいうと土地とかですね。

土地は買ってもすぐには経費にならないんですよね。

500万利益が出て、500万の土地買ってお金が無い。

 

ジャッキー:500万が土地に変わりますよね。

 

原:でも利益は500万そのまま残っているので。

 

ジャッキー:なるほど、そこに対して税金がかかると。

でも500万払っているからお金がないと。

じゃあ土地買ったらだめじゃないですか。笑

 

原:だめとはいいませんけど。笑

払える状態を見ながらという感じになりますかね。

 

ジャッキー:ぜんぜん引いてくれないんですか?

 

原:その時点では・・・

 

ジャッキー:いつか引いてくれる時期はあるんですか?

 

原:土地に関しては引いてくれないかもしれないです。

 

ジャッキー:じゃあ上手に購入しないといけない、と。

 

原:土地に関しては購入した後にうまく活用して利益を生み出すものとして考えたほうが良いですね。

 

ジャッキー:道具としての活用方法ですね。

 

原:はい。

 

ジャッキー:お金が出て行くけど経費にならない事柄はそんな感じですかね?

 

原:これが設備投資と借り入れ返済が分かりやすい例でしたね。

 

ジャッキー:その他ほかにも気になることがあれば。

 

原:ご質問いただけたら答えたいと思います。

 

ジャッキー:今損する話が多かったように思うんですけど。笑

うまくお金を残す方法とかあるんですか?

 

原:はい。ちょっと発想を変えて、お金払ったけどお金が残るというようなものがあると良いと思いませんか?

 

ジャッキー:そんなことがあるんですか。

 

原:そんなめちゃくちゃ良いものじゃないんですけど、お金を払って貯金のようにしながら税金、経費が安くなる。

将来にためていってお金が返ってくるというものがありまして、個人で商売されている方は小規模企業共済、法人では生命保険は払いながら経費にもなるといいます。

知ってるよという方も多いと思いますが、一気に経費にどかんとできることがあるので活用しだいではお役立ちであると思います。

 

ジャッキー:うまく残していくのは考えないと、そこは気をつけて考えたほうがいい部分ですね。

 

原:今のお金はなくなりますけど将来に備えるということで。

 

ジャッキー:なるほど。詳細は先生に連絡するということで。

 

原:はい、何でも聞いてください。

 

二人:ありがとうございました。

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