江戸町85番だより第38回(2020年1月放送分)
原:今日はですね。
ジャッキー:その前にちょっと僕が喋りすぎたので原先生は今年はその去年までは丁寧にやったけど今年はどうするっていう話聞かずに終わったのでそれだけちょっと言ってもらって。
原:ありがとうございます。もう自分の中で終わってたんで。まあ先のお話の流れであるようにですね、今年はまあゆっくり丁寧に、でもささっともやって、スピードを上げてどんどんいろいろと取り組んでいきたいなと。
ジャッキー:新たな原先生が登場するということで。
原:すごい早くなりますから。
ジャッキー:じゃあ楽しみにしてます。ということで新年一発目の放送なんで早くなった原先生の。
原:早口で。
ジャッキー:早口でなくていいです。いち早いネタを待ってます。
原:いち早いネタということでいきますね。ちょうどこの1月1日から2020年からですね、所得税の仕組みが少しだけ変わりました。
ジャッキー:おーそうなんですねどんな風に。
原:ある人は増税、ある人は減税なんですけども、あんまり普通の年収が300万、400万、500万ぐらいのサラリーマンの人は結果的には全然変わってないので多分そんなに話題というか、いろいろなニュースにも取り上げられませんけども、年収850万以上の方とかはちょっと減税。
ジャッキー:減税。
原:間違えた間違えた増税控除が少なくなってますんで。
ジャッキー:控除のね。あれ結構ちょこちょこちょこちょこ変わりません?
原:そうですね。私たちも長年やってきたらある程度ここはもう鉄板みたいな固定のところがあるんですけども、それもちょこちょこ変わってくるんでもうだんだんわからなくなって。
ジャッキー:ちょこちょこちょこちょこなんか変えてきますよね。
原:まさに今回そのちょこちょこなんですけどね。申告する人納税者は誰しも基礎控除っていうのがありまして、基礎控除38万っていうのがあって、それにいろんななんとか生命保険料控除とかいろんな控除もついてくるんですけど。あとそれとは別でお給料をもらっている方に関しては給与所得控除という細かいこと言うとちょっとややこしいんですけど、お給料に対する一定の控除っていうのも皆さんついてます。
ジャッキー:金額によってちょっとずつ違ったりしてるんですよね。
原:そうですね。たくさん稼いでいる方、お給料もらっている方はたくさんの控除がついているようなそういう仕組みですね。そういう2つの控除があるんですけども、今回この1月1日から改正としまして基礎控除が38万だったのが48万に増えます。
ジャッキー:おお。
原:これはまあラッキーというかねまあ減税じゃないかと。
ジャッキー:まず基礎的な全員引いてもらえる金額がちょっと上がったわけですね。
原:そうです。まあそこだけいくと基本的にまあ皆さん減税方向ですけど。
ジャッキー:まずそこだけやったら減税ですね。
原:次に給与所得控除。さっきお話しして給与もらってる人に関してつけてもらえる控除っていうのがありましてそれが逆に10万減ります。
ジャッキー:減るんですか。プラマイゼロ。
原:ゼロですね。
ジャッキー:なんやそれ。
原:なんやそれと思いましたけど、それが先ほどお話しした850万までの方は基本的にプラス10万とマイナス10万で変わらない。
ジャッキー:なるほど。
原:ということになっちゃですね。
ジャッキー:お給料800万ぐらいの人やったら課税所得ですよね。課税所得で800万ぐらいまでの人は変わらない。
原:そうそうそう課税所得ね、ありがとうございます。そうなんです、なのでそこら辺までの人もまあまあ大多数なんですね。なかなか1000万以上お給料もらってる人ってそうそういないので。
ジャッキー:全体の数パーセント的な話なんですよね。
原:そうです確かにあのまあ1000万社長さんってねなんかたくさんもらってるイメージもあると思いますけどまあもう結構社長と言われる人はたくさんいますけどまあちゃんとお給料取れてる社長さんもやっぱまあ限られるのかなと思います。
ジャッキー:だからまあ全体所得。まあ給料もらってる全体の全体数からすると数パーセントの方しか1000万を超えてないってことですもんね。
原:あの大概の人は変化なしみたいな感じですよね。で逆にその850万を超えてしまってる人は給与所得控除がさらにカットされますので。
ジャッキー:カットということは少なくなったわけですね。
原:そうです。引いてもらえなくなった。引いてくる金額が少なくなりますので、もうそれ以上の方は単純に基礎控除プラス10万と給与所得控除がマイナス10万以上ですから、増税ですよね。ということになってしまいますのでまあちょっとした情報というかお話ですけども、そこら辺に該当してしまっている方は若干増税ですね。
ジャッキー:たくさんもらう人は結局だからたくさんもらっているけれども、そうやって税金がちょっとずつちょっとずつ増えていってますよね。前にもありましたよね確か。高額の所得の人の基礎控除の額を下げてきて。
原:そうそうそう。
ジャッキー:ちょっとずつちょっとずつ下げてきてますよねもう。
原:本当にちょっとずつちょっとずつ変えてるから、いつどう変わったっけみたいなもう整理できなくなって。
ジャッキー:できなくなってほとんど気づかないレベルで。
原:変わってきてるんでしょうね。もうねじわじわじわじわで、あとはですね。
ジャッキー:今回のこの改正に合わせてフリーランスの方、いわゆる給与をもらっている方じゃない方は。
原:事業所得というやつですね。
ジャッキー:個人で商売されているような方は逆に先ほどの基礎控除は増えたけど給与所得控除は減ったっていうところは関係なしになりますので、給与所得控除が減りましたよっていうのに該当する給与はもらってないじゃないですか。ということは基礎控除が増えただけなのでそういう方はちょっとラッキーって感じです。
原:あーなるほどフリーランス、個人事業主の場合はそういうことになるわけですね。お商売されている方とか保険の営業の方とかもそんな方多いですよね。
ジャッキー:そうですね。僕らも保険の仕事やってますけど保険の部分については基本的には事業所得ですね。
原:なのでジャッキーさん減税ですね。
ジャッキー:減税ですね。ラッキーですね。
原:そんな風な計算法にちょうどこの1月1日が変わってますので、だからって言ってあまりかわりませんけど。
ジャッキー:まあいち早い情報ですねまさに。
原:日本はあれですね本当に所得たくさん取ってもなかなかお金持ちになれない国っていう風に言われてますけど、国は所得再配分機能みたいなのをすごく重視してますよね。
ジャッキー:なのでお金持ちからはこそっと取って、公共事業じゃないですけど公共サービスにこういろいろ振り分けてお金を使っていくっていう。
原:平等っていうやっぱり日本の憲法の根本のところ。
ジャッキー:そうですよね。
原:あれねいいのか悪いのか分かりませんけど。
ジャッキー:ここにいると当たり前になっちゃいますけど。
原:でもなんか働き方の中で全然話変わるかもしれないけど、雇用だけで働くというよりは兼業というか副業みたいなものを国もある程度だいぶ推奨するようになってきたじゃないですか。
ジャッキー:そうですね。
原:神戸市の市の職員の方なんかでも副業始めた方とかがテレビ出てたりとか。
ジャッキー:ありますね。
原:そういうこともあるぐらいなので、どんどんとその1個の職業でずっと行くよりは、いくつか仕事を掛け持ちするみたいな人がこれからどんどん増えてますよね。
ジャッキー:増えてますよね。
原:まさにここに来るときにあの収録スタジオ近くの商店街のシャッターのところで男の人二人が片っぽの人を写真撮っていて、服を綺麗に整えてたんでインターネットで売るような仕事じゃないかなと思います。まあモデルさんぽく服の写真を撮ってたんですけど、それを見てこの人もこれこれ売ってこうやってこう仕事にしてるんだろうなあって思って。で、なんとなくそういう人増えたなあって。こうやってみんな自営業みたいな人がどんどん増えてるんだろうなあって。給料以外でお金もらうことが増えてるなあってもう本当にさっき思ったとこだったんで。
ジャッキー:あれ実際、物の売買っていうのでまあメルカリとかね。
原:ああよくあるやつですね。
ジャッキー:ヤフオクとかでもそうですけどあれめっちゃ売ってる人って実は所得になるんですか。
原:そうですね。鋭い。
ジャッキー:一個売ったくらいじゃ所得に反映されるような金額にならないかもしれないけど、あれってどう申告せなあかんのですかね。
原:年間取引ものすごいした場合とかそっちの話に行きましょうか。
ジャッキー:行きますか、急に気になったんです今。
原:まさにそれでいろいろインターネットも普及したことによって、そういうお金の稼ぎ方してる人も増えて。で、何かそれでメルカリで自分が100円で仕入れたものを1000円で売れました。確かに900円の得なんプラス儲けですけどね。
ジャッキー:それぐらいだったらそんなに申告しなくてもいい。
原:ということなんで、税務署もそんなにしらみつぶしに900円申告しなさいよっていうことには今のところなってませんけど。
ジャッキー:正直分かんないっちゃ分かんないですよね。自分が買ったものを1回、2回来てまた売って中古で売って、買ったよりも安く売れば別にこれは問題ないわけ。
原:買ったより安く売ると…うーん。
ジャッキー:問題はない?これがよく分からないんですよね。
原:ちょっと難しい考え方がそれを事業用で使ったのかとか。
ジャッキー:そうなんですよ。だから洋服好きな人が自分のファッションのためにバーっといろんなものを買って、例えばSNSとかで女性でも男性でもいいですけど、インスタグラムとかで自分のファッションをバンバン紹介して人気が出るとするじゃないですか。で、これ俺着とった服譲ってあげるわっていうので売った場合でこれでバンバン売り始めたら、まあ自分が着て着古した服の場合はどうなるんだろうと。
原:基本的にもう消費しちゃったっていうことで元手ゼロみたいな感じになると思いますよ。
ジャッキー:その辺がね微妙に難しいだろうなと思う。でも追いかけにくいですよね実際のところ。
原:そうです。なのでその追いかけるお話でいきますと、1個や2個例えば10個とかそんなんだったらまあ放っておきますけども、あとはもう程度ですよね。これはなんか儲かるぞみたいに思ってくるとやっぱり人ってこう欲が出て数をいっぱいこなしたりしますし、取引金額も増えてきます。で、そうするとやっぱり税務署の人も一般人であったりしますから、インターネットよく見てるんですよね。で、見て例えばメルカリのソフトでそのサイト内でよく売ってる人みたいなものはやっぱりちょっとまあ職業的に気になりますよね。で、そのよく売ってそうな名前が出てそうな人、この人ってどうしとんやろう?とか絶対疑問に思いますんで、そうするとそういうのを追求して追いかけてこの人申告してんのかなっていうのを絶対探しに行きます。
ジャッキー:これからそういうCtoCって言うんですか個人と個人の取引。
原:そうですね。
ジャッキー:CtoCみたいなのでどんどんやりとりがあるから、それがもっと市場として流通が激しくなれば、そこに目が向けられる可能性って。
原:ありますよもう。今でもそのインターネット部隊みたいな感じの税務調査する部署もありますんで、その人たちが分析というかね、情報能力も長けてますから、そういうのも増えてきてます。私の友達が海外でたまたま海外ににそのブランドの安くいいものを仕入れて送ってくれる友達がいたんです。
ジャッキー:海外にそういうルートを持っている知り合いがいて、向こうで買い付けて送ってくれるみたいな。
原:で、それをこっち来てインターネットで売ってるとえらい儲かったんですよ。もう正直あの何百万じゃないぐらい何千万かぐらい売れたんです。そうするとねやっぱり来たんですよ税務署さん。何にも知らない一人の女の子に近いので、なんか隠したろうじゃなくてえっなんか私しないとあかんかったの?って感じで丸腰で。で、その人もですね税務署の人が来ていいなりでまあどうやって売ってたんですかとか聞かれるとやっぱ答えるじゃないですか。ちゃんと答えなあかんと思って。で、答えてこうパソコンでこうやってこうやってこうやってってやってると税務署の人がパソコンをいっぱい触ってまあ出るは出るは隠してるわけじゃないけどあの見られたくないようなこう数字のこととか利益とか。そんなことも出てきて。で、これも程度があってこれはもう脱税だっていうことになってしまって、あの時は5年分ぐらい遡ってすごい取られて。
ジャッキー:ある程度の期間じゃほったらかしてそのままやってたわけですね。
原:そうそうしばらくすぐにはバレない。
ジャッキー:そりゃそうですよね。1年ぐらいでバレないですよね確かにね。基本的にはそういう個人で取引して何か物を売ったとしてもやっぱり申告はせなあかんってことですよね。例えいくらでも本当はせなあかん。
原:その数字でいくと、やっぱりプラスが出たら基本的に申告せなあかんっていう感じですかね。
ジャッキー:ですよね。例えばですけど僕らこういう仕事してるじゃないですか。こういう仕事って今ラジオで喋ってるじゃないですか。で、喋ってるとあの喋ってほしいみたいなこうMCみたいなねことを依頼されて、それが例えば1回1万円でやってくださいって言われてポロッと行ったりする人がいるかもしれないですけどね。行った時にそれはやっぱり1万円もらえましたよって申告しないといけないわけですよね。
原:そうですね。
ジャッキー:まあこれ例ですけど、そういう他の人からお礼として金銭をもらった場合、これは収入ということになります。
原:そうですね。それが先ほどの保険の販売の人の販売収入と見るのか、給料と見るのかみたいなのは考え方があって、控除もいくつか付いたりしますんで、すぐ全部ってわけじゃないですけど、基本的にお金もらってプラスが出ちゃった時は基本申告っていう感じですね。
ジャッキー:これから確定申告の時期ですしね。
原:そうですね。
ジャッキー:去年誰か他の自分が働いてるところ以外で何かの仕事頼まれて収入があった人は、基本的には申告した方がいいですよね。。
原:こんなんバレへんやんって多分思ってる人もたくさんいると思いますし、確かに1万円ぐらいもらったってまあそれはバレにくいですけど、どこでバレるかっていうとお金をくれた人がその商売人だったらその人の帳簿に載ってますね。
ジャッキー:載ってますね。
原:誰々に何円あげたとか、あとちょっと大きい金額だったら税務署に報告しないといけないっていうようなものも出てきますんで、そうすると自分のとこからはバレませんけどそのお金くれた人があっちこっち情報を出してしまうことによって、あなた申告してませんねってこう自分のとこ来ちゃうわけです。そういう回り回ってどっかから情報が漏れて、あなたそれ脱税ですよみたいな風にバレちゃいます。
ジャッキー:そりゃそうですよね。例えば経費で使って人に頼んだときは外注費であろうが法人だったらそうやって処理してるだろうし、個人でも経費として落としてるでしょうから、それ誰に払ったかなんて基本書いてますもんね。
原:そう、でもね税務署の人たちはそれもやっぱり見たいんですよ。それ見てその相手の方にも調べに行くっていうサイクルで動いてます。
ジャッキー:なるほどね、でも世の中には知らずに済んでいる人もいますよね。
原:黙っててもなんとかすり抜けるというか、たまたまお咎めなしで行ってしまってる人もたくさんいるとは思います。でも今大丈夫だったからずっと大丈夫かどうかはまた別ですから。
ジャッキー:ですね。気をつけましょう。
原:そういうことですね。ジャッキーさんも大丈夫ですか?僕ちゃんと申告してますよ。
ジャッキー:ほんまですか?メルカリでなんか売ってません?笑
原:メルカリとかはやってないですね。売ってないです。
ジャッキー:私もメルカリとかしないので、あんまり仕組みが分かってませんけど。さっきの自分で持ってたものを売るんですよね?さっき儲けですか?どうですか?ってお話した時に自分が使ったものはきっと使った時点で価値はゼロ円になってしまって、それを10万で売るとそこは10万の儲けだと思うんですけど
原:そうでしょうね。おそらくそうだと思います。
ジャッキー:5万円で買ってきて、自分で使わないで売ったらそれは5万円で買ったものを10万円で売ったから5万円の儲けっていうような考え方なので、使って中古品なのか、新品をそのまま売るのかで儲けの額が違うっていうのはあるかもしれませんね
ジャッキー:その辺もちょっと気をつけた方がいいポイントですね。
原:その時はぜひ神戸相続サポートセンターに相談に来てください。
おわり