江戸町85番だより第31回(2019年6月放送分)

原:今日は偶々私の知り合いの社長さんからご質問を頂いていたので、そのお話をしたいと思います。先ほどの話と似ていますが、住民税のお話をしたいと思います。

ジャッキー:住民税ね、払ってるんですね、みんなね。

原:払ってますね。知らない間に払っている方もたくさんいらっしゃるかと思います。先ほどの新米社長さんから、「色んな形で住民税という言葉が出てきて、色んな形で取られたり、払ったりと分からなくなってきたから原さん教えてよ」という感じでご質問頂いたので、混乱している方もいると思うのでおさらいも含めてお話したいと思います。先ほど知らないうちに払っているというお話をしましたけど、ジャッキーさんはどのタイミングで住民税を払っているかご存じですか?

ジャッキー:どこで?どのタイミングで?

原: でもジャッキーさん大体知ってるから(笑)

ジャッキー:どのタイミングで?(笑)

原:いつ払ってます?

ジャッキー:あれいつ払ってるんやろ。毎月払ってるんじゃないのかな。

原:毎月払ってます?ジャッキーさんはお給料はもらってます?

ジャッキー:お給料ももらってます。あ、今ないか。

原:無給です?(笑)

ジャッキー:無給ですねぇ。貰ってる時期は毎月払ってました。で、今はそれこそこれから払ってくれってくるんちゃうかな。

原:あーそうですね。

ジャッキー:来てて払いに行ってた気がします。申告してた時は。
原:さすが、もう2通り全部お話しいただいた(笑)

ジャッキー:合ってます?(笑)

原:合ってます。ありがとうございます。

ジャッキー:良かった良かった。

原:方法は2つありまして、言葉でいうと特別徴収と普通徴収という言い方になりますけど、お給料から取られる方が特別徴収、ご自身で払われる方が普通徴収という払い方がありますね。知らないうちにっていうのがそうなんですけど、皆さん所得税もお給料から一定の金額取られてると思いますけど、住民税も一定の金額をお給料から取られてます。しかも毎月毎月取られてますので、まさに知らない間と言いましょうか、気が付けば支払いが終わっていたっていう形になってますね。これサラリーマンの方と言いましょうか、お給料をもらってる方は大体そういう形で住民税払ってます。

ジャッキー:はい、はい、はい。

原:で、もう1つの普通徴収っていう方がですね、普通徴収に該当する方は、サラリーマンじゃない方ですね、フリーランスとか自営業者さんですね。そういう方々は、個人的にあなた住民税何円払ってくださいねっていうのがきますので、それを自分でその用紙持って銀行に払いに行くと。

ジャッキー:はい、はい、はい。

原:お給料をもらっていないので、大体その毎月じゃなくて年間4回を、用紙持って銀行に払いに行くようになってます。そういう風な2つの仕組みがあるんですけども、世の中大半の人がサラリーマンで、大半の人がお給料から引かれてるということになってます。

ジャッキー:そうですね。

原:勤めてるのに、サラリーマンでお給料もらってるのに自分で払ってるでーみたいな人ってたまにいますよね。いませんかね?

ジャッキー:え、どうなんだろう。なんか僕もそれよく分からなくなってますね。自分がよく分からない状態になってるので(笑)え、でも4そんなん会社に勤めてた時って。別に払いに行ったことなんかあったかな?ないと思いますね。

原:それはジャッキーさん、ええとこ働かれてるからです。

ジャッキー:ほうほう。ええとこね。

原:なんか語弊がありますけど、普通はお給料から引いてくださいねっていう社会のルールっていうか税金のルールになってますんで、サラリーマンの人は基本的にお給料から引かれるはずなんですけども、中小企業とか中小零細は社長さんが、経営者さん側から見てそんなん引いとられへんから、もう皆さん払ってもらって、、自分らで払ってな給料から引かへんでみたいな流れで、給料から引かない社長さんもいらっしゃる。

ジャッキー:ほうほうほう。

原:ってなると結局請求先は、前は会社にきて会社で差し引いてなって言ってたものが個人さんにそれぞれいくわけですよね。ということはサラリーマンでも自分で払う人がたまにいると。

ジャッキー:へー。それは会社としてOKなんですか?

原:ほんとはだめですね。

ジャッキー:そうですね。徴収義務みたいなのがありますよね。

原:天引きが義務なんでほんとはダメなんですけど、会社側経営者側からするといちいちお給料から引いて、引いた分を今度社長さんがまた銀行に払いに行かなあかんから

ジャッキー:そうですよね。まとめて払いに行くんですよね。

原:なんで職員のために、自分が職員の税金を払いに行くんやみたいな。しかも辞めたりすると、引く金額とか払いに行く金額が変わるわけですよね。おまけに何市何市何市って色んな市の職員さんがいらっしゃると、いろんな市の分払いに行かないとあかんくて、めちゃくちゃ手間なんですよね。

ジャッキー:そうですね。

原:なので社長さん方嫌がります。

ジャッキー:嫌ですよね、めんどくさいですよね。

原:なんですけど、最近市の方も半強制的に給料から引いてくださいっていう形に変わってきましたね。自分で払ってくださいって形だと払わない人が増えてきたんですよね。

ジャッキー:でも払ってくださいって表が届くわけですよね。

原:きますね。

ジャッキー:それを払わない人がいるってことですか?

原:知ってか知らなくてか、無視してますよね。

ジャッキー:そうなんや。勇気あるなその人(笑)

原:ですよね(笑)なんかね、この税金の世界で生きている私からすると、もう来たものはしゃーないやんみたいな、ちょっと思うんですよね。

ジャッキー:税金ってそもそも国民の義務じゃないですか。

原:そうですね。納税は三大義務の一つですね。

ジャッキー:ですよね。だからそれがあるから国が色んなことをできる。

原:うーん、真面目ですね(笑)まあでもその通りですね。

ジャッキー:でも極力払いたくないですよ。極力払いたくはないけど、税収っていうのがなかったら国は成り立たないじゃないですか。

原:はい。

ジャッキー:だからこれは払えって言われたら払わなあかんのちゃうかなと思うんですよね。払えって言われないように頑張りたいと思いますよ。

原:あの、ジャッキーさん、それはまともです。(笑)

ジャッキー:ははは(笑)

原:でもその三大義務の一つだったら国民年金も払わない人増えてるじゃないですか。

ジャッキー:あれね。

原:そもそも入り口は多分ね、国民年金もそんなんも払わんでええわー払わんとこみたいな人が増えてきて、同じ流れできっともう住民税も払わんでええんちゃうんみたいな。

ジャッキー:なるほどなあ。

原:一応督促は来ますよ。

ジャッキー:はいはい。督促とか来たら嫌ですよね。(笑)

原:嫌ですよね(笑)でもそのね、肝が据わってる人はやっぱいるんですよね。

ジャッキー:それはちゃんと取り締まってもらわないといけないですよね。

原:はい。結局市がとった方法としては、自分で払う方法をそもそもなくしちゃうっていう。基本的によっぽどの理由がない限り給料から天引きしてくださいっていう流れにもう変わっちゃったんです。なので、そういうのを避けてた社長さんも取らざるを得なくなっちゃったってのがまさにこの数年ですね。

ジャッキー:なるほどね。まあまあ普通っちゃ普通か。

原:そんな風に流れは変わっているので、社長さんたちがちょっとめんどくさいってことになってきますね。

ジャッキー:めんどくさいめんどくさい。その相談のあった社長さんは住民税の何がわからんって相談やったんですか?

原:多分ね、自分が取られてる側、前はサラリーマンだったのでお給料から住民税引かれて、しかも知らない間に引かれて(笑)
ジャッキー:うんうん。勝手に引かれてるからね。

原:それが今度はとる側になって、しかもなんか自分払いに行かなあかんし、たぶん本業が忙しいんでしょうね。考えを拒否しだしてるような気はします(笑)

ジャッキー:いちいち全部計算せなあかんのかーとか、そういうところにイライラしているわけですね(笑)

原:そうそう(笑)ほんとはちゃんと考えたらわからんことはないと思うんですけど、そうですね怒りの矛先が私に来たみたいな(笑)

ジャッキー:なるほど。はいはい。

原:まあ怒ってないですけどね。ちょっとどうなっとんか分らんわ、ちょっと説明してみたいな感じでした。

ジャッキー:はいはいはいはい、なるほど。

原:なので、この後もう一つの住民税の話があるんですけど、まあそういう風な前はその自分で払うみたいなんがあったんですけど、基本的に会社は給料天引きになってきていますんで、一応それが大前提やと思ってみなさん思っていただいたら。

原:後半は、住民税と言えばふるさと納税ですね。

ジャッキー:ふるさと納税も税金が得するぐらいで、正直よく分かってないですね。

原:本当にわかってふるさと納税をしてる人はあまりいないかもですね。

ジャッキー:みんなHPとかで何%とかにのっかっていますね。

原:ふるさと納税をすると物とかがもらえてお得だよってのが先走って納税してるかもしれませんね。そもそもの仕組みのおさらいをしましょう。自分のもともとのふるさとの市があって、今お住まいの市だけでなくふるさとの市にも納税することによって、ふるさとも潤わしてあげたいなというのがふるさと納税だったんですね。

ジャッキー:それは例えばですよ、自分の支払う住民税が5万円あったとして、そのうちの2万円はふるさとに払ってあげたいなという仕組みなんですか?簡単に言うと。

原:そうですね、その通りです。5年か8年くらい前ですね、当初はそういう趣旨でできました。いつの間にか、3年か4年くらい前から返礼品がもらえるようになってきました。

ジャッキー:先ほどの話ですが、自分の支払う住民税5万円のうち2万をふるさとに支払うと、残りの3万円を現在住んでいる市に払うということですよね。それで、ふるさとに2万円を納めることによって、返礼品がもらえるわけですね。

原:さすが良いまとめをされますね。そんな仕組みがふるさと納税なんですが、最近では本末転倒ということで、違うように思われる、返礼品目当てみたいになってますけど。じゃあどうやって市とかふるさとになんぼして、自分から差し引くのかどうやって区別をつけてるのかというのが、なかなか分かってもらいにくいとおもいます。それを確定申告という作業をすることで、どこにどのくらい納税したか市も分かるようになります。

ジャッキー:ということは、確定申告をしないとそのふるさと納税分は引いてもらえないということですか?

原:これも2つありまして、ワンストップ特例という方法をとった人は市同士でやり取りをしてくれます。5市以内という制限はありますけど、それよりも数が多くなると、確定申告をすることで初めて清算がされるようになります。最近話題になっている泉佐野のことですが、聞いたことありますか?

ジャッキー:泉佐野はものすごい過激ですよね。

原:泉佐野が取っている方法は、すごい沢山の返礼品をつけることで、自分のところが人気だと思ってもらって、たくさんふるさと納税をしてもらって、税収を集めるということをしています。一般企業であれば、作戦としてとてもいいものだと思いますよ。アドバンテージつけて、人気を得て、売り上げをあげるみたいな感じで。そういう作戦で良いとは思うんですけど、最近やりすぎちゃったんですよね。

ジャッキー:やりすぎちゃいましたね、あれはね。

原:この半年ぐらいですかね、金券をくれるようになっちゃったんですよね。そもそも、ふるさとに納税してくれて地場産品でお礼とかそういう趣旨だったのに、いつの間にか金券くれるようになって、得票集めみたいな感じになっちゃったんで。
ジャッキー:地場のもので、地元を潤してあげないとというのが本来はありますよね。

原:そうなんです。それでいろいろ活性化とか、労働が生まれるとかだったのに、ちょっと違うようになったので、政府から注意を受けてましたけど、無視というかそのままやっちゃって、この6月1日からふるさと納税の控除適用の地から除外されっちゃったんですよね。そういう指摘を受けてたのに、逆に開き直って100億円閉店キャンペーンっていってやってましたよ。最後の駆け込みみたいに思いっきり集めてました。市の職員さんからすると、先ほどの市同士のやり取りみたいなものがなくなって、ある意味良かったのかもしれません。

ジャッキー:で、その集めたお金を使って市が地域活性とかの投資に使うこともできるんですよね。

原:結局自分たちで集めたお金なので活性につながりますよね。ちゃんと使われるならいいんですが反対にちょっとやりすぎちゃった感じがありますね。同じようにやりすぎちゃったのが4市くらいあるので。それでも私たちからするとお得感がありますよね。前ほど返礼の割合はもらえなくなりますけど、6月以降はその4市以外でもふるさと納税は続きますので、それは続けていただくとお得なものがもらえてきます。

ジャッキー:いいもの届くってみんなおっしゃいますもんね。

原:その市をよく思ってもらいたいですから、いいですよ。先ほど社長さんがふるさと納税をしてもいいのかわからない、したら損なのではないかとおっしゃっていましたが、そもそも泉佐野がどうこうっていうのはふるさと納税する側からしたら関係ないことですからね。

ジャッキー:関係ない話ですね。

原:同じようにサイト見て、これほしいと思うものがあるところに寄付したらお得なものが返ってきますから。

ジャッキー:一番いいのはもので探すより好きな市で選んでもらえたらいいんですけどね。

原;でも、すきなもので探しますよね。

ジャッキー:そらそうやね(笑)

原:うちの奥さんも私が切るふるさと納税をほとんど泉佐野にしちゃってまして、金に目がくらんで、今年分ほとんどおわったよーって言われました。(笑)奥さんの戦略になっています。

ジャッキー:でもまあ賢いのかもしれませんね。一応出来るものはしておこうっていうね。普通でしょう。

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