江戸町85番だより第29回(2019年4月放送分)
原:今日は保険のお話をちょっとしてみたいと思います。実はジャッキーさん保険詳しいんですよね。
ジャッキー:詳しいですね。
原:お仕事、そういうお仕事されてるんですよね。
ジャッキー:そうですね。
原:最近の保険って色んなものが、アイディア商品みたいなものも出てきてると思うんですけど
ジャッキー:よう考えるよねーってものがどんどん出てきてますよね
原:普通でいくと、死んじゃったりするとお金が出るとか、病気になったら入院したらお金が出るとか、そういうのもありますけども他なんか面白いこんなんあるよみたいなのなんかあります?
ジャッキー:死んだらとかじゃなく、治療に対してなんぼ出ますみたいなんが出てきてますよね。治療に対する
原:入院じゃなくて?この治療したら…
ジャッキー:そうそうそう、この治療したらいくらみたいな
原:この治療ってどういうことですか
ジャッキー:例えば、抗がん剤治療したらいくら入りますとか。今までやったら入院したらみたいになってたやつが、治療で払いますみたいなやつとかも出てきてますよね。
原:そうなんですね。
ジャッキー:そっち側ばっかり、最近はどっちかって言ったら保険業界も介護の方に力が入ってるから、介護認知関係はまあまあ充実してきてるかなと思いますけど
原:もう充実ぐらいまできつつあるんですね。介護状態なったらお金が出るとか、認知症になったらお金が出るとかっていうのもね、なかなか普通の人って知り得ないと言いましょうか、そんなんなってんのそんなんあったんだってのがね色々増えてきてると思います。
ジャッキー:逆にようけありすぎて、何がなんやらわからなくなるんじゃないですか。
原:もうほんとに、言われてみてあ、なるほどそんなんあるんやったら入ってみよかなとか、そんなバリエーションが出てきてるかと思います。私税理士ですので、ちょっと税金の話もしようと思います。保険って実は結構税金もかかってきたりします。なんかあった時にお金が出るっていうイメージが皆さん強いかと思うんですけども、実はお金が結局手元にかえってくると税金かかっちゃいましたていうのがまあまああるんですよね。よくあるのでいくと、保険の満期、最近ちょっと満期のもの少ないかもしれないです。満期とか解約したら、かえってきたお金に対して税金かかりますよっていうのはもうよく知ってる、皆さん知ってますかね。
ジャッキー:どうなんですかね、よく知ってないと思いますよ。みんな知らんのちゃいますかね。
原:時々ね、私たちもそうですけど確定申告とか、〇〇さん満期の保険金とか解約返戻金の保険金が漏れてますよっていうお問合せが税務署からね、お問合せというか指摘でよすね。っていうのがよくありますんで、もうもらったことすら覚えてなかったりするんですよね。
ジャッキー:もらったことは覚えてるやろうけど、それに申告せなあかんって誰も思ってない。まあ誰もって事はないけど、多くの人が思ってないんじゃないかな。
原:2月とかにそういうことが起こって、次の年の確定申告の3月くらいにありましたかっていうと、いや~そんなんなかったっていうともう一年前の事なんで
ジャッキー:いつやったかが覚えてないって感じやんね。
原:で、実はそれに税金かかるということとかも起こってます。あと、これは私たちは当たり前なんですけども、自分がお金かけて、自分が死んじゃって、保険金がおりました。っていうのは相続税の対象ですっていうのは有名だと思いますけども、こんなとこで税金かかります。あとあの、自分がお金かけて、お金出して、他の人が死んじゃったことによって、お金が入ってきて自分がお金受け取りました。自分がお金出して自分のとこにお金が返ってきました。これも結局、税金がかかります。これは所得税、一時所得がかかるんですけども、さっきの相続税とは違う所得税っていうのがまた別でかかりますね。でもう一つ、自分がお金出して、誰かが死んじゃって、保険金が別の人に渡ってしまう。お金出したけど、他のとこに保険金がいってしまったらそれはお金あげてるのと一緒で、これは贈与税の対象ということになりますね。大きく分けて基本的なお話は今の4つ、満期とか解約と相続税、所得税、で贈与税っていうのがよくある基本的な税金のかかり方なんですけど。ジャッキーさん、自動車事故とか入院した時の保険、あれお金返ってきた時、もらった時ってかかるんですかね。
ジャッキー:あれ非課税ですよね。
原:非課税ですか。
ジャッキー:非課税ですよね。給付金は非課税です。
原:自動車事故起きて保険金入ってきたけど、税金ひかれて同じ車買えへんかったとか嫌ですもん。給付金とかもそうですよね。入院給付金とかも税金かかってるのあんまり見たことないと思うんで。他なんか同じようなありますか。その、お金入ってくる…例えばお祝い金、学資保険みたいなやつでちょこちょこ何歳なったらお金もらえるとかなんかありますよね。ああいうのってどうですか。
ジャッキー:学資保険は…
原:なんか途中でもらえるやつ
ジャッキー:途中でもらえるやつ、途中…
原:なんかちょっと専門的な言葉で
ジャッキー:なんだろ、ありますね~無事故給付金みたいなやつですか
原:はい、そんなんです。子供が10歳なったら50万
ジャッキー:お祝い金みたいなやつ
原:はい
ジャッキー:お祝い金ありますよね。
原:あれは税金かからないんですかね。私が聞くのは変ですけど(笑)
ジャッキー:あれ税金かからないんじゃないですかね。かからない、ですよね…
原:どうですか、あれは非課税ですか。
ジャッキー:かから…ない…。かからないですね。
原:あ、本間ですか。
ジャッキー:かからなかったはずですよ、かからないです。
原:実はあれほんとは課税ですね。
ジャッキー:ほんとは課税。
原:でも、額が少ないんで先ほどの一時所得っていうカテゴリーになるので。あの、一時所得っていうカテゴリーになると50万円までの入金に関しては税金かからないっていう仕組みになってますので、大概お祝い金は50万以内
ジャッキー:そうですね、お祝い金程度のやつはかからないですね
原:そうならないように多分作られてると思うんですけど、お祝い金200万円とかなったら多分税金かかります。ああいうのはどうですか、お父さんがなくなったら10年間とか5年間とかずーっと生活費のように毎月、毎月お金、とか毎年とかお金が、くれるものいわゆる生存給付金みたいなの。あれはどうでしょうかね。
ジャッキー:かからないことはないですよね。かからないことはないですね~
原:そうですね、あれも先ほどの一時所得と同じカテゴリーに、同じ感じですね。保険で将来に向けて備えておく年金保険みたいなのありますよね。60歳なったら5年間もらうとか、それはいかがですか。
ジャッキー:まあ、かからないってことはないですよね。
原:大体かかるんですよね。
ジャッキー:大体かかるんです。ものすごい計算式がややこしくて、ほぼほぼかからないようになってるって感じなんです。本来はかかるんだけど、こういう風に控除できますよっていうややこし計算があって、大体ほぼかからないなっていうのに落ち着く様になってます。
原:仕組み的には払った保険料よりも、もらった保険金の方が多いとしてその差額が儲けてないと税金かからないんですけども、最近の低金利も含めるとあんまりかからないことの方が多いですよね。リビングニーズ特約ってよくついてるんですけど
ジャッキー:リビングニーズね。余命半年とかに宣告されたら先にもらえるやつですよね。
原:ってどんなんですかって聞こうと思ったんですけど、先説明されてしまった(笑)そうですね、あれはどうですか。
ジャッキー:余命宣告されて給付金、あれは給付金本人が受け取るので、給付金扱いですね。違うわ。リビングニーズですよね。保険金じゃないですよね、給付金ですよね本人だから。だから非課税なんですけど、一応財産返してるから、使い残したら相続財産になるよっていうだけのものですよね。
原:さっきでた、介護とかになったらお金出ますよーってあれはどうですか。
ジャッキー:介護とか…給付金扱いでしょ。給付金と保険金の違いがわからなくなるんと思います一般の人は。
原:それってわかりにくいですよね。申告いるのいらんの言われたら、うーんやめときみたいななるんですよね。
ジャッキー:死亡したときなんかは保険金って言いますよね。だから、死亡保険金っていうのは本人がもらうんじゃなくて遺族の方とか受取人の方に渡すものだから保険金なんですよね。でも、病気になって治療する、入院するお金を受け取るのは、本人が入って本人が受け取るから、給付金なんですよね。
原:さっきの、自分で払って、自分のとこにお金が返ってきたのも似てますよね。
ジャッキー:それはだから、保険っていう機能で出来たんじゃなくて解約とか、保険事故みたいなんが起こったわけではなくて保険契約を解約したから一時金が入ってきたとか、満期を迎えたから保険じゃなくて現金を返してあげたとかいうときは給付金じゃなくて所得ですよね。
原:今のわかりやすいですね。保険事故じゃない入金ていうのはとても伝わりやすいかなと思いますね。解約とか満期とかちょっと違いますもんね。
ジャッキー:解約とか満期は自分の都合でくれという、返してっていう。
原:なかなか、こういう区別と言いましょうか認識が難しいと思いますけどね、税務署はよく見てますんで少額だったらスルーされますけども、結構おっきい金額を解約して、お金が入ってくると見てますので保険会社に報告するんですよね。税務署にチクるみたいな感じですよね。だれだれさんに何百万払いましたーみたいに。そういうので申告が漏れてると連絡が来たりします。
ジャッキー:最近は払った保険料よりももらったお金が、解約したお金とか、満期を迎えたお金がめちゃくちゃ増えてたってのはないですよね。そんな時代じゃないですよね。だからほとんど申告なしでいけるっていう時代ではありますよね。
原:保険に関してはそんなんなっちゃいましたねー。
ジャッキー:なっちゃいましたね。昔はね、倍になったとかいう時代はあったんですけどね。
原:ちょっとお得なお話、というのも含めて一時所得というカテゴリーになれば50万円までは税金かかりませんっていうのはお伝えしたものなんですけど、それに照らし合わせてなんですけども、おっきな金額とかをまとめて解約とかしてしまうと、それに対してごそっと税金がかかってくることになってしまいますんでテクニックとしては、ちょっとずつ解約みたいなのもありかなと思います。ちょっとずつっていうのは結局もらった金額、儲けになる部分が50万以内になるようなぐらいの金額ずつ解約していくと毎年、毎年解約していくと、毎年税金がかからないっていうことが出来ますよね。具体的な数字は商品によって色々ですけども、それを考えながら毎年解約していくと最終的に無税でプラス分を受け取ることができるということが出来ますんで、これ知ってるとちょっと得かなと思いますね。
ジャッキー:受け取り方大事ですよね。
原:知ってなかったら、大概お金に困ったらとかええいって言って解約してしまう人が多いんですけども、こういう受け取り方するとお得なことがありますのでぜひ皆さんも、忘れないで覚えておいて活用していただけたらと思います。
ジャッキー:上手に使ってもらえると損は減りますよね。
原:こういうの保険のプランナーさんとかすごい上手に提案してくださいますんで、お抱えの保険相談者みたいなんがいらっしゃる方はぜひ、解約とか満期の時はご相談されたらいいかなと思います。今日は、そんな感じでジャッキーさんが中々保険詳しいのであんまりお話してなかったんですけど今日は保険のお話をしてみました。有難うございました。
ジャッキー:有難うございました。