江戸町85番だより第28回(2019年3月放送分)
原:確定申告が一山過ぎましたんで、こんなお話がありましたというのをいくつかお話ししようかなと思います。
ジャッキー:確定申告でのエピソード。
原:そうですね。はい。まあ今回もそんなお得って話ではないかもしれないですけど。
ジャッキー:えーお得な話してくださいよ~。
原:そうですよね。まああの楽しく聞いてもらえたらなと思ってます。ジャッキーさん。
ジャッキー:はい。
原:最近ビットコインとか名前は聞いたことあると思うんですけど
ジャッキー:ビットコインとかね、仮想通貨と言われる、暗号通貨とかね
原:ビットコインされてま
ジャッキー:ビットコインはしてない。暗号通貨系はまだやってないですねえ。
原:ということはなんか似たようななんかされてます?
ジャッキー:いやいや、やってないです。
原:暗号通貨系はまだって
ジャッキー:いやまだ普通に投資信託とか株とかああいう一般的なものはね、ちょこっと触れたりとかしますけど暗号通貨とかはやってないですねえ。
原:FXとかあとファンドラップとか聞いたことあります?
ジャッキー:ファンドラップ?ファンドラップって何でしょう?FXはわかりますけど
原:ファンドラップっていうのは、中身を説明してしまうと、証券会社さんのその商品の一部みたいなものなんですけど、5000万とか預けるわけです。それは投資信託とかもそうなんですけど、5000万預けて、その5000万でファンドマネージャーみたいな人が自分の判断、自分の責任で売り買いをバーッと繰り返して、ちょっとずつもうけを増やしていくみたいな、一般の人からすると投資信託の一部みたいな感じではあるんですけども、実は中身的にはちょっと違います。
ジャッキー:はいはいはい。
原:さっきのお話で一番大きく違うのは、その人の責任でどんどん買っていくって言いましたよね?でも普通投資信託とか有価証券ってその人の、お金出した人のその一声がなければ買えない、売るにしても買うにしても動かせないじゃないですか?証券会社みんなその人の連絡待ち、で動くんですけどね。ファンドラップは違うんです。もうその投資一任契約っていうんですけども、勝手にやっちゃうんです。
ジャッキー:ほーほーほー。
原:なので、そういう意味ではちょっと投資信託とものがちがうというか種類が違うんです。ってのがファンドラップってのがありまして。専門的に株を売ったりするのは譲渡所得っていう言い方をするんですけども、ファンドラップは先ほどの性格からすると、投資、株の売買ではないのでどっちかっていうと雑所得っていうようなカテゴリーになってきます。
ジャッキー:ほー。そうなんですか。はいはい。
原:それで同じようなのがFXとかさっきのビットコインもそうなんです。
ジャッキー:えーえーえー。
原:そういうのも全部勝手に短い期間でバーッと売り買いしてちょっとずつちょっとずつ設けたのを最後に申告するみたいな形になっているものなんで、ちょっとね、一般の投資とはちょっと違ってくる。
ジャッキー:ほーほーほーほー。
原:なので世間的にもビットコイン、結構値上がりするんじゃないかと注目とかもあったと思いますけども、されてる方、今回確定申告をされた方もいらっしゃると思うんですけど、そういう方もいらっしゃると思いますけど、そういう方はビットコインは雑所得で申告されている。
ジャッキー:はいはいはい。
原:ここでこんなんありましたってのが、私もそんなに知らなかったのが、もちろんしてなかったのでね、知らなかったのが、バーッと売り買いするのを結構機械任せ、コンピューター任せにするんですね。
ジャッキー:はいはい。
原:で、なんかとっても高性能のコンピューターがいるみたいなんです。
ジャッキー:はいはいはい。
原:で、とっても高性能のコンピューター、1個、最近って普通パソコン安いじゃないですか、10万とか20万で買えますけども、一個結構な金額、70万80万するようなスーパーコンピューターがね、そんなんがあって、とっても高性能の、を何台かって、それですね、結局ずーっと付けっぱなしなんですよ
ジャッキー:はいはいはい。
原:ずーっとなんかまあ、ハードディスク回ってんのかな、カチャカチャ売り買い売り買いをずーっとしてて、それがまあそのビットコインの申告の案件が来た時にお話聞いてて、どうもなんか電気代がね、あ、これ経費入れてくださーいって言われて、電気代もこんだけです~って、年間100万ぐらいかかってるんです。
ジャッキー:ほー、そのコンピューター動かすのに?はいはい。
原:これ桁間違ってませんか?って、いやこんなもんですって言うんです。電気代100万円って、しかもそのビットコイン用のパソコン代、パソコン代に電気代100万って凄いと思いません?
ジャッキー:いやパソコン代に電気代100万もかかってるのは知らないですね。よっぽどのコンピューターでもどうなんですかね?
原:ね、最近もうヒーターみたいなやつでも1日何円とか言ってるのに、そんなん年間100万円って、え、これ間違いでしょって言ったら、たしかにそのワット数とかなんか聞いてやってると大体そんなぐらいなんですよ。
ジャッキー:へー、そのぐらいの消費電力なんですね。
原:みたいですね。
ジャッキー:へー、すげー。
原:で、まあインターネットでまあちょっと疑いを持って、ちょっと噓ちゃうかおもてやっぱりこう
ジャッキー:まあまあ、ね、疑いますよね、ほんまかいなって
原:いきすぎですよね、はい、でもまあ調べて、他の人の話を聞いて、聞こうと思ってみても、なんかね、やっぱりそれぐらい、70万80万とかするみたいなんで
ジャッキー:はいはいはい。
原:もちろん持ってる台数とかにもよりますけど、でもまあそんな感じやったんで、え、これそんなするの?って、でも結局儲けは80万ぐらいなんでちょっとマイナスですよね。なんじゃそれみたいな
ジャッキー:そうですよね、なんじゃそれですよね。80万儲けても100万電気代にかかってたらどないなんって感じですよね。
原:まあビットコイン楽しんでやってもらってる人はいいと思いますけども、めちゃくちゃしないと儲からないのかな
ジャッキー:ビットコインそのものの問題ですか?そのコンピューターでやるってのはさっきのその細かく取引をするから?
原:そうですよね、なんかまあ置きっぱなしで値上がりするのを待つようなんはまたちょっと違うかもしれないですけど、さっきのコンピューターでバーッて売り買い売り買いみたいなのはよっぽどこう考えないとあかんのですよね。
ジャッキー:そうですよね。そういうことですよね。コンピューターの消費電力と性能と実際の利益が見合ってないですよね。
原:そうですね。それはびっくりしましたけども。まあそんなへーってのがありましたけど。
ジャッキー:マイニングマシーンとかですかね?
原:それそれそれ!さすが知ってるじゃないですか!私も忘れてました。
ジャッキー:マイニングマシーンを個人で所有してるんですね。あれはものすごい電気代かかるって言ってましたね、確かに。
原:それそれ!さすが~。なんか調べたら、掘り起こすとかね、まさにゲームみたいな
ジャッキー:そうそうそう。マイニングが完了してなんかしないとこう、要は売れていかないんですよね、あれ。
原:あんまよくわかってないんですけどね。まあそういうのが、へーってのがありましたけども今後増えていくんだろうなと思うと勉強しとかななとは思いますけど。
ジャッキー:はいはい。ではそれで実際のところ100万の電気代の経費はどうなんですか?
原:え、かかっていくからしゃーないですよね。
ジャッキー:経費として?
原:経費で入れてますけどね。
ジャッキー:じゃあ雑収入で80上げてるけど、経費としては電気代かかったよっていうことですね。
原:まあそういうことですね。
ジャッキー:はい。
原:はい、そんな感じなんですけども、今日は税理士に依頼するってどういうことみたいな、結構な顧問料とか申告料とか払うんですけれども、それほんまにリーズナブルな、値段見合ってるのってかたたくさんいらっしゃると思うんですけど、まああのもちろん私達はこう、自分の知識と責任をもって、どれぐらいのお金がかかってる、まあまあ費用と思ってこう請求させて頂いたりするんですけどね。
ジャッキー:はい。
原:あのみなさん価値観って色々なんで。
ジャッキー:色々ですよね。はい。
原:ジャッキーさんはまあ、ご自身じゃなくても確定申告料、特にその結構しっかり商売の方されてる個人の方ってどれぐらいの申告料だと思われます?
ジャッキー:えー、申告料ですか?いやでもこれもあの何だろう、多分売り上げは余裕あって、それなりにやれてる人はそんなに気にしないのかなって、出入りもまあ激しくていや意外とキャッシュがゆとりないなっていう人は多分何万円とかなるだけでも払いたくないなってなるようになる気がする。
原:大阪人特有ですよね。ものじゃないものに払いたくないみたいな。
ジャッキー:そうですね。だから特にこうサービスなので、価格が見えないってのは、ユーザー側にとっては頼みにくいというか、それがほんまに妥当なの?っていうか、もっと安くしてくれる人いるんじゃないのって思ったりとかね、よくあるんじゃないかなって気はしますけどね。
原:ね、はい。大体あのそうですね、みなさん税理士さんもそれぞれですけれども、一回だったら、申告だけだったら10万とか20万とかですね、で、毎月顧問料をということでしたら毎月3万とか、それぐらいが、3万なんで3万×12回と決算料が10万とか20万とかそれぐらいがまあまあ相場かなと。
ジャッキー:平均的な。
原:それなりに所得とかある人ですよ。ちょこちょこっと足し算引き算してって人は、やっぱりそら10万でももったいないって思いますよね。
ジャッキー:そうですねえ。まああのゆーたら売り上げで何かものを仕入れて、仕入れにはお金払いますよね。で、もの売ったら売り上げ入って、かかった経費引いて、こんだけ残りましたって計算だけやったら簡単やんって思っちゃいますけどね。
原:それやったら私も思います。足して引いてしてるだけやんって。
ジャッキー:これだけやったら別に極端な話そこまで価値を感じない人も多いかもしれない。
原:まあそうですよね。もちろんそうだと思うんですけど、まあそんな中、今回ですね、年一回今回もこの方お医者さんなんですけど、年一回確定申告だけお会いして、申告料頂戴してお会いする方がいらっしゃったんですけども、帳簿を見させていただいて、申告料これですよ、申告内容これですよってお話ししに行きました。その時にですね、事前に見てて、奥さんにお給料が出てたんですね。これっていわゆる専従者給与というやつなんですけども、専従者給与自体、出すこと自体一応認められている制度ではあるんですけど、ただルールがあるんですよね。
ジャッキー:うんうん。
原:専従者給与ってやっぱり、家族にお給料を出すってことは、ちょっと特別なことで、事前に届け出をしてくださいっていうルールがあります。
ジャッキー:はいはい。
原:で、先ほど言いましたように、この方年一回しかお会いしないので、今年初めてお給料出してたんですけど、先生一応ちょっとお尋ねしますけど、これ届け出出されました?っていうと、え?なにそれ?みたいな、そんなん知らないよって、聞いたことないしって言うんですよね。それってもうその時点でアウトなんですよ。
ジャッキー:はい。
原:届け出出してなかったら、特に家族への給与なんて認められない、ってなったらえらいことですね。
ジャッキー:これは家族への給与として、給料として認められないとなるんですか?どうなるんですか?
原:あ、はい。なのでお給料経費と思って払ってるけども、全然経費にならないので自分の税金が思ってるより増える、その方のね、お給料払って利益を減らしてるつもりなのに、全然経費にならないので利益がこんだけになりますから税金も多く払ってください、思ってるより多く払ってくださいっていうよう形になります。
ジャッキー:その配偶者の方に払った給料は事業の経費にならないっていうことですね、売り上げの中に残っちゃうと、そういうことですよね。えらいこっちゃですよね。
原:まあその方にお給料出すということはその方お給料もらってる、奥さんはお給料もらってることになるので、もらってるお給料に対して所得税がかかってるので、それはそれでお給料としてもらってるから税金払ってくださいねって。
ジャッキー:うんうん。
原:ということなんで、本人さんは税金払うことになりますし、ご主人さんは払ってるのに全然経費にならない、みたいなことになるので、とてもその仕組みとして税金の計算上とても痛いことになってしまいます。
ジャッキー:はい、そうですよね。要は両方ともに税金かかってるってことですよね。
原:はい、そうなんです。それをね、そういうのってまあまあある意味事故みたいなもんでしてね、先生としては、えーそんなん聞いてないよーってなりますけども、それをですね、年一回申告だけを見てくれたらいいわってことですと、まあそういう結構特にまあ事後報告、事後処理みたいなことになってしまうんですね。まあそれを顧問契約という形で何回かお会いさせていただいてるとちょっと変わったことしようと思うとご相談いただいてるとじゃあ事前にこうこうしましょうかって対処ができてたんですね。
ジャッキー:そうですよね。事前に相談をしてくれていたら、事前にその届けで出さないといけないよっていうアドバイスができたってわけですね。
原:そうですね。はい。今みたいな事前にしとかないといけないってのは、まあまあ色々ありますね。例えば減価償却とかもそうです。まあこうやってちょっと難しいかもしれないですけど、償却の仕方、何種類か方法があって、それをやり方を変えたりってするときも事前に届け出がいりますし、青色申告しようと思ってる人もやっぱりそら届け出がいります。先ほどの奥さんの給料を、金額をね、まあ例えば月10万だったのを15万にしたいなって思ってもやっぱり届け出がいりますね。
ジャッキー:うんうんうん。
原:あとはまあよくあるのは、消費税とかもそうですね。消費税は結構事前に何かしとかないと、届け出出しとかないと、っていうのがまあまあありますね。簡易課税っていう方法を選択するとか、そういうのもそう、選択、事前に出しとかないといけませんし、まあそういうところですね。最初のこうお話しいただいてると、全部事前に、アドバイスも含め、いいように誘導することができるんですけども。年一回申告だけ、足し算引き算だけってなってると、ああそれもうちょっと先言っていただいてたらよかったのにっていうことがまあまあ起こります。
ジャッキー:なるほどねえ。なるほど、そんなことがまあ、分からずやってたら、やったらええんやと思って、ええんやってやってしまうと痛い目にあうってことがあるってことですね。
原:はい。さっきの方とかもとってももったいないですよね。幸いさっきの方はお給料出したって言っても10万ぐらいだったんでそんなおっきな、こう、それでもしんどいですけど、まあそんなおっきい痛手ではないですけども、月30万とかのお給料を出してしまっていたら30万×12か月、360万、経費になりませんって、そんな馬鹿な!ってなりますよね。
ジャッキー:なりますよね。まあまあ大きいですよね、こうなると。
原:そんなこともあります。で、税理士の価値ってそういうところにもあるのかなって思いますね。足し算引き算して申告書に数字書くだけではなくて、やっぱりまあ、事前のアドバイスとか提案とかありますので、そこの価値を見出していただいて、そういう風な有効活用というか、まあ、ぜひ使い倒してください。
ジャッキー:そうですね。事前にお金を、通常の流れとは違う、何か物を買ったりとか、何かにお金を出したりとか、そういうものを事前に確認することで、随分と申告の時に変わってくるっていう。
原:はい。そうですね。
ジャッキー:そういうことですよね。そこに税理士さんのアドバイスを求められるようにするのが、その顧問の契約っていうことですかね。
原:そうですかね。はい。今当たり前のように毎月お話しさせていただいてるお客様、顧問契約してくださってるお客様、たくさんいらっしゃいますけども、その方々はですね、こうやって使ったらいい、税理士を使ったらいいっていうのをある程度分かってますんで、大概、ちょっと買い物するのでもほぼ聞いてきます。
ジャッキー:なるほどね。
原:こんなん買おうと思うんやけど買っていい?とか、なんかある?とか、で、私たちからすると知ってるから、10何万とかそんなん買って下さいってこともありますし、たまたま、ああそれはこういう風にこういうのがありますから、こういう風な控除受けれるんでこういう風に買って下さいっていうアドバイスとか提案が必要なものも出てきますし。
ジャッキー:その年年によっても色んななんかお得なやつあったりしますもんね。
原:そうですね。
ジャッキー:一括償却できるこんなものが今出てますよとかね、ああいうのもやっぱり、先生らだと常に気にされてご存じでしょうけど、まあみなさんね、それ知ってるかって聞かれたら結構抜けてたりしますもんね。
原:結構法律変わりますんで。
ジャッキー:毎年何かしらありますよね。
原:変わりますよね。嫌なんですけどね。そう、去年いけてたのに今年いけへんとか、いけてたの知らなかったとか、そういうのが損害賠償に繋がったりしますんでね。怖いところですけど。
ジャッキー:はいはいはい。ということでね、税理士の有効活用していただければということです。ありがとうございます。
原:ありがとうございます。