江戸町85番だより第1回(2016年12月放送分)
原:初めまして税理士の原崇浩です。
ジャッキー:そしてアシスタントのジャッキーこと古賀大輔です。
原先生、今日から番組がスタートということで、本日から始まりますよろしくお願いします。
先生のプロフィールとかそしてこの番組の内容につきましては、この後のコーナーでじっくりとお話を聞かせていただきたいと思うんですけれども、まずここで喋ってみて率直な感想はいかがでしょうか。
原:自分の声が恥ずかしいです。
ジャッキー:初めての時ってそうですよね。
でも聞いてる人はね、全然気にならないんですよね。
原:そうなんですか。
ジャッキー:ということで自分の声も楽しんでいただきたいなと思い、そして皆さんにはこの番組を色々楽しんでいただきたいなっていうふうに思います。
先生、よろしくお願いいたします。
ジャッキー:改めましてアシスタントのジャッキーです。
そしてメインパーソナリティは…
原:税理士の原崇浩です。
ジャッキー:この番組は税理士の原崇浩先生が、江戸町85番便りということで、お届けしていただく番組なんですけど、この番組でどのような事をまずお届けしようという趣旨になってます?
原:私、税理士ですので、税金の話は難しいというイメージが多いと思います。
そんな中でですね、税金ですので知ってて得、知らなかったから損したっていうこともたくさんあると思いますので、そういうことをですね皆さんに知って頂いて、やわらかい税金の話をお届けしていきたいなと思っております。
ジャッキー:いやぁ助かりますよ。
なんか税金って言うと、やっぱりちょっとハードル高いですよね皆さんにとっては。
僕もちょっとファイナンシャルプランナーの仕事してるので、ちょっとかじったりしてるのでね、分かる部分もあるんですけど。
その勉強する前ってほんまにチンプンカンプンだったですよね。
原:私もそうでした。
ジャッキー:先生は税理士としてお仕事されてるんですけども。
税理士になろうって思われた最初のきっかけって何やったんですか?
原:一番最初は高校生の時に父親の一言で司法書士がいいなと。
まあ簡単に儲かるっていうような話を聞いたんで、ちょっと思ったんですけども。
大学がですね、見事に法学部全部すべってしまいました。
そっか、司法の方は法学部に行ってないとなかなか難しいですね。
そこで唯一合格した経済学部の方に進みまして。
次に資格業で何かこう食べていけそうなものはないのかというので探したところ…税理士っていうところにたどり着いたんですね。
ジャッキー:資格を持って社会に出るって言う事を昔から考えてたんですか?
原:そうですね。元々、家庭教師もしてまして、教えさせて頂いて喜んでもらう分かってもらうっていうのが好きなとこもありましたし。
算数数学も好きでしたので、それで将来食べていけたらなと言うところ。
あともう一つですね、税金って世の中からなくなることは無いと思うんですよね。
それにまつわる税理士という仕事、これは食いっぱぐれないんじゃないかと思いました。
ジャッキー:なるほどね。だって国は税金とかで基本はね運営されてるんですもんですね。
だから税金がなくなるって事はないですね。
へーそんなん学生の頃に気付いたんですね。
やるじゃないですか(笑)すごいですね。
家庭教師をしながら教えてたりとかするのも楽しかったとか。
原:そうですね。ちゃんと分かってもらおうということで、説明の仕方も工夫しながら、自然と身についていった感じはありますね。
ジャッキー:けっこう勉強好きやったんですか?学生の頃って。
原:そうですね。なんでもちゃんとやりたいな、身につけたいなというのやっぱりどこかで思ってます。
真面目ですかね?
ジャッキー:割とスポーツとかそんなのせずに勉強の方が中心やったんですか?学生時代って。
原:私は中学生からずっとバドミントンしてまして。
今もずっとやってますので。
ジャッキー:まだやってるんですか?
原:はい。もう30年ぐらいやってます。
ジャッキー:中学校の時はクラブか何かでスタートしたんですか?
原:そうですね。よくある部活動です。
ジャッキー:バドミントンってそんなに今でこそメジャーなのかもしれないですけど、その頃どうやったんですか?
原:全然メジャーじゃないですよ。
本当に試合に行くのにラケットを持って、自転車乗って行くんですけど、バトミントンのラケットを持って外歩くのがちょっと恥ずかしかったです。
ジャッキー:バトミントンと言うとレジャーの時にやってるイメージが強くて。
原:そうですね。
ちょっと細いあのラケットみたいなの何?って思われるのが凄い恥ずかしかったですね。
ジャッキー:で、なんでバドミントンやろうと思ったんです?
原:そのきっかけは、バドミントン部は日曜日が部活休みでした。
ちょっとあまり良くない甘い考えからですけど…
でもね、そうやってスタートしても30年続いてるんでしょ?すごいじゃないですか。
実はとっても面白いです。
生涯スポーツだなって思ってます。
ジャッキー:特にどんなとこが?
原:夢中になって羽を追いかけて、思った通り出来た時っていうのはとても気持ちいいですよ。
日常忘れて羽だけを見てるっていう時間って、すごいいいなと思いますし、すっきりします。
ジャッキー:僕らほら遊びでしかやったことがなかったんだけど、実際のバトミントン部のバトミントンってめっちゃスピード早いですよね。
原:めっちゃ早いですね。
スマッシュの初速度は400キロぐらいって言われてます。
私はそんなに出ない(笑)
ジャッキー:400キロ出す人っていうのはどのレベルぐらいですか?
原:オグシオとかそこらへんです。
ジャッキー:あの辺が出てきてかなりメジャーになりましたもんね。
そのスピードが早いっていうのは僕大学の時の同級生で同じようにバトミントン部にいた子から教えてもらって、ちょっとバドミントンやろうぜとか言われて、普通のバドミントンとちゃうぞとか言われて。
ほんまに打ってきた羽が見えないぞって、大学の時に衝撃を受けた覚えがあります。
原:私もよくそうやっていたずらします(笑)
ジャッキー:ちょっとバドミントンやろうぜって気軽に考えてたら、ド肝抜かれるみたいな。
生涯スポーツとして今もやってられるってことですね。
素晴らしいですね。
ジャッキー:それでは、また税理士の話に戻りますけれども、今、所属されてるのが芦田合同会計というところですよね。
業務的には税理士の業務がメインでされているということなんですね。
それと同じ事務所で、神戸相続サポートセンターっていうところの代表社員でもあるということなんですね。
ここでやられてる事業の全般的な話をご紹介して頂けます?
原:税理士業務ということで顧問先様がいらっしゃいますので、日々会計であったり税務相談ということで担当のお客様のとこに回って、税金の申告であったり、税務の相談をさせて頂いてます。
それとは別に日々ですね、インターネットで一般の客様にですね、相続の相談受けますよということで宣伝して、ご相談にいらっしゃった相談者様と相談をして、相続の手続きであったり 申告であったりの解決方法、お困りごとをサポートして喜んでいただくということを仕事としています。
なかなかどれくらいの程度で相談していいのかとか悩む人も多いし、どこに相談していいのかっていうのもね、皆さん探されてるようなイメージはあるんですよ。
ジャッキー:もし良かったらなんですけど、このラジオではいろんな方からご質問いただいたりとか、こんなこと教えて欲しいみたいなものをどんどんラジオで教えていただきたいなっていうふうに思っておりまして。
実はこの後のコーナーは教えて税理士さんっていうコーナーとして、皆さんからのご質問にお答えしていこうということでやっていこうということになってるんですよね。
今日はですね、この後のコーナーではちょっと僕が気になっている一つのキーワードを教えていただこうと思いますので、よろしくお願いいたします。
ジャッキー:教えて税理士さんのコーナーということで、このコーナーでは税理士の原崇浩先生に皆さんからの気になる、あんなこんなお金の話をどんどん皆さんからの質問を通してお答えしていただこうということで。
ジャッキー:今日は僕の方から教えて欲しいと。
年末12月なので、いよいよ確定申告が近づいていると。
もし確定申告をするならば、この年内にいろんなことをしておかないといけない。
そこで今ちょっと話題になっている一つとして、「ふるさと納税」っていうのがありますよね。
これがなんかすごいということをチラホラあちこちで聞くんですけど、ちょっとようわからないんですよ。
そのへんのところ先生の方から色々教えていただけませんでしょうか?
原:はい、わかりました。
ふるさと納税ですね。
私の方はですね、もうあっちこっちおしゃべり倒してますので、ふるさと納税もよく浸透してると思ってたんですけども、まだまだご存知じゃない方もいらっしゃるようです。
ふるさと納税はですね、全然節税にはなりません。
でもふるさと納税をすることでですね、たくさんの皆さんよく聞かれてる各市区町村から色んな物品やサービスを受けることができますので、これはやらなくても損はありませんけど、やればサービスを受けることができますというとってもお得な制度になってます。
ジャッキー:具体的にどのような流れになるんですかね?
原:最近ですと、インターネットでふるさと納税のサイトがございますので、そちらでですね各市区町村に1万円、5万円とかって寄付をサービスを受けれる物品を見ながら選んでいただきます。
そうすることで寄付という形でですね、ふるさと納税をするんですけれども、その結果、お金払います。
寄付した結果、各市区町村から蟹や肉やアワビや…色んな特産品を送っていただけるというシステムですね。
ジャッキー:寄付をしたら送ってくれるというシステムなんですか?
ふるさと納税ってなってるのに、なぜ寄付するのに納税なんですか?
原:そこは税制の仕組みでですね、納税なんですけども寄付という控除の仕組みを使いながら、全部の仕組みが成り立っているという形になっています。
納税なんですけれども、控除を受ける時に寄付金控除という形で税金を余分に払わないような仕組みとなっております。
ジャッキー:さっき節税にはならないとおっしゃっていましたけれども、どこかのタイミングでその分っていうのは安くなったりとか控除されたりとかするわけなんですか?
原:そうですね。
今、物品をもらうために仮に1万円という形で各市にお支払いするとします。
そうするとそこで、1万円払った分は来年ご自身が払う税金1万円が差し引かれるわけですね。
つまり前払いしてる感じです。
ジャッキー:責任者は前払いをしておくと、来年にその分だけが控除されるんですね。
なのに今寄付した、物が届くんですか?
それすごいじゃないですか。
原:すごいです。
本当にしなけりゃ損って感じです。
ジャッキー:先生が見ててこれすごいなーって、この金額なのにこんなん来たみたいなやつってあります?
原:結構いろんなサイトで言われてますけど、7割8割分ぐらいの金額のサービスが帰ってくるのがありますけど、私が見た中でお肉とかお米、海産物は結構な値段のものが帰ってきます。
どれがものすごいとこだったかって言うと、なかなか難しいですけど。
ジャッキー:個人のね、判断もあるし。
欲しいものだったらものすごい安く感じるとか、、ものすごくお得感があるだろうし、インパクトあったみたいならあると面白いなと思ったんですけど。
原:面白いのは、私はあの自然薯をしました。
なかなかそこら辺で売ってない、よく山で採れるねばねばしたものですね。
とってもよかったですね。
ジャッキー:1万円寄付してかなり大きな自然薯をいただくことができました。
自然薯の相場が分からないですね(笑)
原:なかなか買えないものを食べることができます。
ジャッキー:色んな地域市町村がそれを出してるから、普段そこに行かなきゃ手に入らないようなものなんかも手に入れられたりするってことですね。
原:制度として各市区町村の特産物っていう趣旨が一番大きいので、各市区町村の活性化にもなりますので、それで宣伝、町おこしも兼ねてますね。
ジャッキー:うん、すっきりすると言うか、わかりました。
ピンとこなかったんです。
税金が安くなるのかなとか思ってたり、税金で物が届くんかなとかね、単純に思ってたんですけど、そうじゃなくて先に寄付をまずするということなんですね。
で、その寄付金に応じた特産物がその地域から届くという。
原:はいそうですね。
ジャッキー:これが出した寄付よりも、こんなにもらっていいの?みたいな感じのものなんかもあると。
原:そうですね。
あと大体金額の目安がですね、寄付した金額の4割ぐらいと思っていただけたらいいかと思います。
ジャッキー:例えば1万円寄付したら4000円ぐらいの物が届くっていうことですね。
原:大体そうですね。
ジャッキー:その時は寄付して4000円分しか届かないけれども、来年度の税金は1万円安くなると。
寄付金として控除していただけると。
これって手続きってなんかめっちゃ難しそうなんですけど、どうするんですか?
原:実際の仕組みはとても難しいですけれども、やろうとするとインターネットで欲しいものを選んでいただいて、●●市に寄付しますってボタンをポチッと押して頂きます。
ジャッキー:全部インターネットでできるんですね。
原:そこでクレジットカード、引き落としという選択もできますので、そうするとカードのポイントもつきますし、物ももらえますしということで、その場で全部終えることができます。
ジャッキー:クレジットカードで決済ができると結構手軽ですよね。
それで注文すれば、その後も何もしなくていいんですか?
原:たくさん寄付をされる方は、確定申告の手続きをしていただかないといけませんけども、5つの市区町村までで納められる方は、もうそのまま何もしなくても結構です。
ふるさと納税のサイトでボタン押してる間に、聞いてくる項目がありますけども、5つまでだったらそのまま終えることができますよって選択をしていただいたら、そのまま終えることができます。
ジャッキー:これ5つっていうのは物に対する5つですか?5か所という意味ですか?
原:5つの市区町村です。
ジャッキー:じゃ、5つの市区町村で一箇所二つずつとかでもいいんですか?
原:大丈夫ですよ。
ジャッキー:これいくらまでしていいとかって、条件とかはあったりするんですか?
原:限度額っていうのがあります。
この限度額は何によって左右されるかと言いますと、その人の年収ですね。
年収って一年間が終わってみないとわからないので、この限度額が12月31日まで年内できっちり分かりませんけれども、大体のご自身の見積もりで考えていただけたらと思います。
ちなみにですね、その限度額の目安もちょっとだけお伝えしたいと思います。
例えば夫婦共働きのご主人さんが年収500万円だったとすると、総務省の表から言いますと6万1千円が限度です。
年収1000万円のご主人さんですと17万6千円で、もう一つ年収2000万円のご主人さんですと、なんと金額56万円まで限度が増えます。
56万円寄付して4割程度ですから、22万円ぐらいのものがもらえるって考えると…
ジャッキー:結構なものもらいそうですね。
それで物が届いて来年56万円分の本来払うべき税金だったものが、払わなくてよくなると。
原:そうですね。
後に払うものを、今払ったので。
ジャッキー:それ、やらないと損ですね。
原:そうですね。20万円のものをもらえますしね。
ジャッキー:だから話題になってて、どんどんどんどん、みんなやれる人は上限まで寄付しようって感じで動いてたそうですね。
原:結構細かな制度がみんなよく分かってなかったので、今先生が言われてた所得のレベルによる上限額ってどこか見たらわかるんですかね?
よくあるサイトでは年収を入力すると限度なんぼですよって計算してくれるものもありますし、総務省の方でですね大体の目安の一覧表を表示してますのでそちらを参考にしていただいてもいいかと思います。
ジャッキー:ネット上でふるさと納税とかキーワードで検索してもらえたらどんどん見つけられるし、細かいところは総務省のページで調べていただければという。
分からなければ先生に連絡してくださいという事ですよね(笑)
そうですねお待ちしております(笑)
ジャッキー:今日はふるさと納税につきましてお聞きさせていただいたんですけども、こういった感じで皆さんからもいろんな質問、そして先生からもこんな事を皆さんに教えを伝えしたいなっていうところこコーナーではやっていきたいなというふうに思っておるのでよろしくお願いいたします。
どうもありがとうございました。