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2012.10.22

  自転車旅行シリーズも済州島編、沖縄編と9回連載し、そろそろ別のテーマに移ろうかと思いましたが、意外に好評? のため、もうしばらく続けることにします。

  私の旅は大学時代のサイクリングクラブの仲間と走ったりしますが、どちらかいうと一人旅が多いですねえ。「一人旅して楽しいですか?」とかよく聞かれますが、そのうち一人旅の薀蓄も書いてみたいと思います。

  今回は2008年の12月に伊勢志摩を走った時のレポートです。文中にリレーとかの言葉が出てきますが、大学のサイクリングクラブの創立50周年記念行事として、日本一周リレーランと言う企画が生まれました。日本全国12000㌔を275の区間に分けて、現役部員、OBがそれぞれ走り、全員でタカキを繋いで日本一周しようという企画です。その一環として走った記録です。では、どうぞ。

  最近呆けていて全く走っていなかったが、年末に大学時代の先輩たちと走る予定があるので、練習がてら出かけることにする。

    リレーコースも近場はなくなってきて、伊勢志摩と日本海側のみ。この季節裏日本は天気が安定しないので必然的に伊勢志摩になる。きついということはわかっていたので余り走りたくはなかったが、リレーを走ると走る度に赤い線を書き込んでもらえるのでかなりモチベーションが上がる。やはり伊勢志摩を走ることにする。

    そうと決まれば安売り切符を手に入れ、神戸から鳥羽まで1760円。年に何度も出かけるので出費をいかに効率よく抑えるかは重要課題だ。特急料金不要のチープ旅行者御用達の近鉄快速急行に乗り鳥羽駅到着。

    寒いので駅でかけうどんを食べるが、麺は伊勢うどんと同じもののようでモチモチとうまい。今日明日とこの冬一番の冷え込みらしい。「こんな日に良くやるね。」などと嫁さんに言われたが、雲一つない天気で汗ばむほど、どんなもんだい。

   そこここで焼き牡蠣のいい匂い、1個100円とのこと。しかし、どうせ食べるなら的矢で食べようと先に進む。(結局的矢にはなかった。失敗・・)　最初は海岸線の県道を走るつもりでいたが、この天気だと好展望が期待できそうなので、パールロードを走ることにする。見事に渥美半島がクッキリだった。（さすがに富士山は見えなかった。）

   志摩は道がわかりにくい。今日も2,3ヶ所分岐を見落とす。サイクリングロードもわからずじまいで国道をひた走る。今日のコースはアップダウンの連続、少し足は釣るものの御座港に無事到着。予定では、ここから対岸の浜島まで船に乗る予定。

   しかし、湾口に近いこともあってか結構白波が立っている。ううー船が欠航だと大変だ。自走すると対岸までグルッと回って30キロ！あわてて電話してみると動いていますとのこと。まったく脅かさんとってほしいわ。さあ後は船で10分、そこから1キロほど走れば宿に着く。熱燗でもと思ったが空いてる店はなさそうだ・・自販機もないす・・

（続く）

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