遺言書と遺書との違い
■遺言書
- 定められた形式にのっとっており、法的効力がある
- 自分の死後に配偶者や子供が困らないようお金を残したり、
世話になったひとに財産を寄付することができる - 死後に自分の愛情を周りに伝えられる積極的なメッセージとなる
また、
- 法律で定められた様式に従って作成しなければ効力が生じない
- 「公的文書」としての性格がある
- 財産や身分上の相続手続きの根拠書類になる
■遺書
- プライベートなメッセージを伝えられる。法的効力なし
また、
- 形式が決まっておらず、自由に書ける
- きわめて私的な文書で、他人に見せる必要がない
付言事項
遺言書には付言事項というものがあります。
これは遺言書の追記として、自分の気持ちを遺族に伝えるものです。
今まで伝えられなかった家族に対する感謝の想いや、なぜこの遺言書を書いたのか、このように遺産を分割した理由などを記載しておくと、遺族も納得しやすいでしょう。
付言事項は必ず書かなければならないというものではありません。