口座凍結!?
2011.08.24
ひと雨ごとに秋の足音を感じるこの頃ですが、まだまだ残暑が続きますね
今回は私井谷が相続による口座の凍結についてお届けします
相続遺産のなかに必ずあるといってよいのが預貯金ですね。ちなみに銀行に預けるものを「預
金」と呼び、ゆうちょ銀行(郵便局)のものを「貯金」と呼ぶそうですよ
私は、前職で銀行に勤めておりましたが、お客さまとの会話のなかで一番ドキッとするのが、「実は主人が亡くなって・・・」といったお話を伺った時でした。
というのも、口座の名義人が亡くなったことを知れば、銀行員は必ずすぐにその口座の入出金を凍結しなければいけないからなんです。
銀行は名義人本人の意思以外で口座を動かしていけない大原則があるからですね一度凍結された口座は、相続人の実印を押した資料や戸籍・印鑑証明書を揃えて手続きするまで凍結されたままになります。
とはいえ、ご主人名義の通帳から光熱費など生活に必要な引き落としが沢山ある場合、或いは、お葬式の費用等を取り急ぎご本人の口座から用意したい場合など、いきなりその口座がストップしてはご家族としては色々と不都合です
私どもも、ご依頼を受けて相続のお手続きを進めるとき、口座がすでに凍結されているか慎重にお伺いしております。私どもが銀行に電話をして「●●様の相続の手続きで・・・」と話した途端、口座が凍結される可能性もあるからなんです
もちろん原則はすぐに凍結すべきなんですが、実態としては、なかなかタイミングの難しいものですね また次の機会にもう少し詳しいお話をさせて頂こうと思います