『相続』という言葉の語源
2011.07.31
はじめまして、神戸相続サポートセンターで皆様のお手伝いをさせていただく“能勢ときわ”と申します、どうぞよろしくお願い致します。
さて、私達が日頃よく耳にする『相続』という言葉、じつは仏教語がその語源となっていることをご存知でしょうか。
仏教では、すべての現象は諸行無常で、変化して一瞬一瞬生滅すると説かれており、その流れは継続すると言われています。
それはローソクの火に例えられ、1本のローソクの火それ自体は一瞬で燃え尽きて滅してしまいますが、その直後にまた別の火が燃えてそれが絶え間なく連続して1つの火として燃えているように見える。つまり非連続の連続、これが『相続』なのだそうです。
その仏教語が現代では引き続き起こること、受け継ぐことの意味となって、一般にも用いられるようになりました。
財産というかたちあるものと共に、人々のこころという目にみえないものも受け継がれていくことを願っています。