2011.11.2 路線価の調整
こんにちは、神戸相続サポートセンターの井谷です
今日の新聞やテレビで、「今年の路線価の見直しがなされた」と話題になっておりますね。
「路線価」とは、相続税や贈与税の計算のもとになる評価額の基準です。
毎年1月1日時点の路線価が7月1日に国税庁から公表されます。
しかし、今年はその間の3月11日に東日本大震災が発生したため、
被災地の路線価が今回見直しになったのです。
路線価が最大で8割引き下げられた地域もあるそうです。
福島第1原発周辺では、実質的なゼロ評価の地域もあるそうです。
つまり申告すれば土地については相続税や贈与税がかからないことになります。
確かに下落幅が大きいほど、相続税や贈与税の税負担は軽くなります。
国税庁も今回の見直しは「被災地域の税負担の軽減が狙い」と強調しています。
しかし今後の地価相場等にも影響がでてくるのではと心配されます。
仕事柄とても気になるニュースですが、被災地の方々のご自身の財産評価の
ご心配を思うと胸が痛みます。
ちなみに、今回のような路線価の調整は私も経験した
阪神大震災以来2回目だそうです。
2011.11.1 読書の秋
皆様こんにちは。KSS西村です。
最近涼しくなり気持ちの良い季節になってきましたね。
秋といえば、①食欲の秋 ②読書の秋
③スポーツの秋
と皆様さまざまな秋を
感じていることと思いますが、今回は、読書の秋についてお話します。
実は先週ジュンク堂で、『1冊10分で読める速読術』 著者:佐々木豊文
という本に出会いました。私も速読術ということは前々から興味はありましたがチャレン
ジしてみようとは思っていませんでした。そのため、今回は新たな自分発見のためと思
い購入して読んでみることにしました。
すると、速読術には訓練が必要であり常に意識をもって読書をしていかないとマスター
できないということが分かりました。また、内容を飛ばして読んでいくのではなく、しっか
りとイメージしながら読み進めていくものであるということです。
そして、何よりビックリしたことは、速読をしている人は文字を黙読しているのではない
ということです。つまり、本を読んでいるのではなく目で見て瞬時にその内容を頭の中
でイメージ化をしているということです。
私は、『ハリーポッターと死の秘宝』を購入してから1日半で読み終えたことがありま
した。しかし、それは読みたいという興味から一日中読書に没頭していたためであり、
もしこの方法で読んでみると、数時間もかからずに終えてしまうかもしれないですね。
読書はじっくり読むということは大切です。しかし、現在の情報化社会の中においては
いかに多くの情報を仕入れるかということが重要になってきており、今後は、この速読
が必要になってくると私は感じました。
このブログを呼んで下さった方もぜひ一度速読にチャレンジしてみて下さい
2011.10.31 おいしいねぇ
こんばんは KSSの原です。
今日は記憶の話を。
私の祖母は数年前に他界しました。90歳くらいだったと思います。
いつでもニコニコしていた優しい祖母でした。
そんな祖母も他界する前の数年は認知症がすすみ、施設に入っていました。
もうその時の祖母は、既に実の息子・娘さえもよくわからなくなっていました。
それでもそんな祖母に会いに、私の母は毎週施設を訪れます。
母はいつもこっそり甘い和菓子を祖母に食べさせてあげていました。
祖母は母にこう言います。
「おいしいねぇー。こんなおいしいもの食べたことないよ。ありがとう。」 って。
持っていってる和菓子は普通のお饅頭で、特別なものではないんです。
きっと今までに食べたことのある味です。
前回と同じものをあげたりもします。
でも祖母は毎回言うんですよね。しかも満面の笑みで。
「おいしいねぇー。こんなおいしいもの食べたことないよ。ありがとう」 って。
きっと記憶にとどめておくことができないんでしょうね。
今までに何回も食べた事のあるお饅頭のはずなのに。
毎回,、本当に幸せそうな顔をして食べていたそうです。
そんな顔をして食べる祖母をみて、母も毎回嬉しくなっていたそうです。
心の中からでてくる純粋な表情って素敵ですよね。
人の記憶は曖昧です。
時には事実と異なることが記憶として残っていくこともあります。
記憶はなくしたくないと誰もが思うでしょう。
でもこんな風に毎回幸せを感じれる記憶のなくし方なら、
アリなのかもしれませんね。
このブログを書きながら、また目頭が熱くなってきました。
おばあちゃん、ありがとう。